嗅覚は弱い
鳥は優れた視覚と聴覚を持っているが、嗅覚が弱いイメージがあります。詳細な嗅覚についてもほとんど解明されていませんが、一部の鳥類のグループでは嗅覚が発達しています。
弱くない種類
キウイは獲物のミミズの臭いを嗅ぎ分け、アホウドリ、カツオドリ、ミズナギドリ、ウミツバメは外洋で水面近くの小魚やイカを臭いで探します。ハゲワシは優れた死肉を好んで食べるため、腐敗匂を好みます。匂いに関与する脳の嗅球の大きさは、生息地や食生活などの生態学的適応と相関すると言われ、ハゲワシなどの猛禽類や海鳥は、比較的大きな嗅球を持っていますが、道具や音声学習などの認知能力に依存するオウムの嗅球は発達していません〔Caspermeyer 2016〕。
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参考文献
- Caspermeyer J.Evolutionary Study of Birds’ Sense of Smell Reveals Important Clues for Behavior and Adaptation .Molecular Biology and Evolution33(1):295‐296.2016