原因
腸内寄生の原虫で、ヘキサミタ(Spironucleus meleaglidis)というのが正式な名前です。オカメインコに多発します。
感染
同居している感染した鳥の糞の経口感染で、搬入したの鳥から検出された場合は、大抵同じケージ入っていた鳥、母鳥や兄弟から感染しています。
症状
感染初期は無症状ですが、発症すると以下の症状が見られます。軟便・下痢がみられ、少しずつ痩せてきてきます。多飲・多尿も起こることがあります。寄生することにより、心因性の毛引きをすることが多いです。
【病気】鳥の毛引き(羽毛損傷行動:FDB) の解説はコチラ!
重症なると元気がなくなり、膨羽している時間が長くなります。
検査
糞便検査においてヘキサミタの栄養体を検出します。1回の検査では検出できない場合もあります。
治療
駆虫薬の投与を1~2週間行います。
予防
治療期間は栄養体が含まれている糞が付いた敷紙はすぐに取り替えてください。アルコール消毒では死滅しないので、ケージは熱湯で消毒をして下さい。同居している鳥がいる場合、感染を防ぐために隔離するべきです。
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