【病気】フェレットのお迎え症候群(コロナウイルスとヘリコバクター感染症)

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お迎え症候群

新しいフェレットを自宅にお迎えする際に、先に飼っていた(先住)フェレットにストレスを与え、食欲不振、嘔吐、軟便や下痢などの体調不良を起こすことを「お迎え症候群」と呼ばれています。先住と新しいフェレットの両方に発症することもあります。

原因

原因は、新しいフェレットをお迎えしたことでの環境の変化、飼い主が新しいフェレットを可愛がることへのストレスなどの精神的な原因とされていました。

フェレット幼体

お迎え症候群の予防は、餌や掃除などの世話を先住のフェレットから行う、お互いの毛布などを交換して匂いを覚えさせるなどの策が練られていましたが、あまり効果がありませんでした。精神的な原因でなく、グリーンウイルス(コロナウイルス)の感染、あるいは先住のフェレットがもともと持っていたヘリコバクター菌のストレスによる発症という説が出てきました。

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予防

1994年頃アメリカでのフェレットショーなどを通じてコロナウイルスは急速に広まり、有名になりました。現在、日本でも蔓延しています。気をつけなければならないことは、フェレット同士で感染することだけでなく、飼い主の衣服や手を媒介して感染することもあり得ることです。最低でもよく手を洗ってから他のフェレットに接触して下さい。

この記事を書いた人

霍野 晋吉

霍野 晋吉

犬猫以外のペットドクター

1968年 茨城県生まれ、東京都在住、ふたご座、B型

犬猫以外のペットであるウサギやカメなどの専門獣医師。開業獣医師以外にも、獣医大学や動物看護士専門学校での非常勤講師、セミナーや講演、企業顧問、雑誌や書籍での執筆なども行っている。エキゾチックアニマルと呼ばれるペットの医学情報を発信し、これらの動物の福祉向上を願っている。

「ペットは犬や猫だけでなく、全ての動物がきちんとした診察を受けられるために、獣医学教育と動物病院の体制作りが必要である。人と動物が共生ができる幸せな社会を作りたい・・・」との信念で、日々奔走中。