オスはの臭腺
オスは肛門に1対の臭腺があり、これを肛門腺と呼ばれています。白色~黄褐色の分泌物を興奮したり、発情すると放ちますが、特有のきつい嗅いがします。オスは肛門腺からの分泌物のためにメスよりも嗅います。オスの嗅いは肛門腺からの分泌物だけでなく、肛門周囲の細かい分泌腺や体全体の体臭も関与します。下の写真の右側の白色の点が肛門腺の開口部です。その周囲の茶褐色の領域が細かい分泌腺です。
手術
嗅いは確かに減りますが、完全に嗅わなくなるわけではありません。体臭はある程度は残ります。
全身麻酔下で行われ、1対の肛門腺を摘出します。犬の肛門腺と比べて直腸に近い深い位置にありますが、手技的には犬やフェレットと同様です。
同時に去勢手術
一度の麻酔で、去勢手術も可能なら行った方が体臭予防になります。
陰嚢正中の直上を1か所を切開して、左右の精巣を摘出します。
手術の適期
性成熟する前に行った方が効果的ですが、体の大きさや体力なども考慮すると、3~5ヵ月齢で手術をするのが理想になります。