【検査】鳥の血液生化学検査(何をしらべる)

鳥類の化学結果の解釈は哺乳類とは大きく異なります。

肝臓パネル

肝疾患は鳥類では一般的で〔Lumeij 1994〕、AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)と胆汁酸は哺乳類と異なり最も敏感な項目になります。ASTは肝細胞の異常が起こると、非常に感度が高いために反応しますが、肝臓の特異的な酵素でなく筋肉などにも含まれています。肝細胞障害において上昇しますが〔Lumeij 1997〕、筋肉注射などでも上昇しますので、筋肉特異的酵素であるクレアチンキナーゼ (CK)とともに肝臓と筋肉の損傷を区別します〔Jaensch et al.2000,Dabbert et al.1993〕。

馬や反芻動物と同様にALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)は鳥類の肝細胞細胞だけでなく筋肉やその他多くの組織にも存在し〔Lumeij et al.1987〕、筋肉注射するとALT 値が長期間にわたって基準値を超えて上昇します〔Lumeij 1997〕。肝疾患に対する特異性が低いことから、鳥類の生化学検査項目から省略されることが多いです。

グルタミン酸脱水素酵素(GDH)は肝細胞ミトコンドリアに存在し、鳥類の肝細胞障害の最も特異的な指標と考えられています〔Lumeij et al.1987〕。腎臓組織でも GDH活性が高いのですが、酵素のほとんどは尿中に直接排泄され、血液中に到達することはありません〔Battison et al.1996〕。GDHは肝壊死がある場合にのみ増加するため、一般的な肝疾患の評価は難しいとされていますので〔Lumeij 1997〕、積極的に測定されません。

乳酸脱水素酵素(LDH)もほとんどの組織に存在するため、肝疾患に対する特異性が低いです〔Lumeij et al.1987〕。現在、LDHアイソザイムも鳥類の臨床評価では一般的に測定されていませんが、LDHは過去に猛禽類の適応度評価に有用とされていましたが〔Joseph 1999,Chaplin et al.1993〕、現在はその考えも支持されていません。

ガンマグルタミルトランスフェラーゼ (GGT)は、犬や猫と同様に鳥類の胆管および腎臓上皮に特異的であると考えられていますが、肝疾患で上昇した例〔Lumeij 1997,Phalen et al.1997〕、上昇しない例もあり〔Jones 1999〕、一貫性がありません。

ALP(アルカリホスファターゼ)活性の顕著な増加は、成長、外傷、修復、骨髄炎、腫瘍形成、栄養性二次性副甲状腺機能亢進症、卵殻沈着に関連する骨芽細胞活性および骨変化で見られますが、鳥類の肝臓ではALP活性が非常に低いことが報告されています〔Lumeij et al.1987〕。

多くの鳥はビリベルジン還元酵素を欠くため、測定可能な量のビリルビンを生成しません。ビリベルジンは研究室において高性能液体クロマトグラフィーで測定できますが、現在のところ臨床検査室では測定されていません〔Itoh et al.2001〕。

アンモニア(NH3)は、健康な鳥や病気の鳥で臨床的に評価されていませんが、一部では、肝不全の鳥の血中アンモニア値上昇しているそうです。

基本的なコレステロール代謝は哺乳類と相違があります。鳥類卵形成中に血漿コレステロールの顕著な増加が見られ〔Johnson 2000〕、卵がX線写真で確認される前から増加します〔Harr et al.2001〕。

人、犬、猫の主な胆汁酸 (BA) は、コール酸とケノデオキシコール酸ですが、穀食性の鳥類ではケノデオキシコール酸が主な胆汁酸で、ニワトリではコリルタウリン、アヒルではフォカエコリルタウリンがそれに続きます〔Elkin et al.1990〕。胆汁酸塩の90%以上は、主にグリココール酸とタウロコール酸として小腸と回腸で再吸収されます〔Denbow 2000〕。研究されたほとんどの鳥種では、食後の胆汁酸測定値は食前レベルよりも高くなるため、餌の影響を受けます〔Hoeffer 1994,Flammer 1994〕。犬や猫の測定における食前および食後のサンプル採取の推奨は、鳥類にも理想的ですが、難しい問題が多々あります。鳥はそ嚢を備え、種類によって排出時間も異なり、病鳥ではそ嚢停滞がよく見られるため、食後サンプルの測定は困難です〔Hoeffer 1994〕。多くの鳥は一晩(12時間)絶食は可能ですが、衰弱した鳥や小型種では絶食は慎重に行う必要があります。なお、猛禽類は最長24時間絶食もできます。ハト、ダチョウ、セキセイインコなどの一部のオウムには胆嚢を欠き、胆汁酸値を測定する際に絶食は適用できません〔Denbow 2000〕。

腎臓パネル

尿酸は腎疾患の最も信頼性の高い検査ですが、鳥種、年齢、餌、性別が結果に影響する可能性があります。特に猛禽類では、食後 の尿酸値が最大 8 時間まで正常値の 2 倍に増加することがあります。重度の脱水症や腎疾患では尿酸値が上昇し、痛風の予後指標として使用できます。

尿素とクレアチニンは、鳥類の腎疾患のモニタリングに有用ではありません。尿素は水分補給状態の評価に役立ち、脱水状態では10~15 倍まで増加することがあります。クレアチニンは鳥類では合成されません。筋肉分解産物のほとんどはクレアチニンではなくクレアチンとして排泄されます。

タンパク質パネル

鳥類のタンパク質測定値は、一般的に哺乳類よりも低くなります。鳥類の総タンパク質(TP)測定について、屈折計とビウレット法を比較した論文がいくつか発表されており、屈折計を使用して測定した値は、血漿中のクロマゲン、脂質、グルコースなどの他の屈折化合物の高濃度による干渉のため、愛玩鳥では不正確になることが多いです〔Lumeij et al.1996,Lumeij et al.1985〕。しかし、ニワトリ、七面鳥、アヒルの研究では、屈折計とビウレット法の間に良好な相関関係があることが分かっており、その理由は、これらの種はオウム類や小型鳥類よりも血糖値が低いことです〔Morgan et al.1975〕。ビウレット法は、多くの異なる鳥種のサンプルを評価できる総タンパク質濃度を定量するのに最も正確です。

アルブミン測定のためのBCG法は鳥類では検証されていません。BCG法とゲル電気泳動法で得られた結果には大きな相違が見られ〔Spano et al.1988〕,アルブミン分子のさまざまな立体配座と表面電荷分布の違いによって、BCGの結合の違いなどにばらつきができるかもしれません〔Spano et al.1988〕。ゲル電気泳動は現時点では鳥類におけるアルブミン測定の推奨法です〔Cray et al.1998〕。消化不良や吸収不良、タンパク質漏出性腸症を患った鳥では、アルブミン濃度の低下が観察されています〔Wilson et al.1999,Stone et al.1994〕。低アルブミン血症の他の鑑別診断には、タンパク質漏出性腎症や肝不全があげられます。

細菌感染が確認された20種の鳥89羽のうち77%で、フィブリノーゲン測定値が上昇していました〔Hawkey et al.1988〕。フィブリノーゲン濃度は定量化され、猛禽類の炎症の評価に使用されていますが、特異度と感度に関するデータは不足しています。

卵生種の雌は、卵形成に関与するタンパク質からなるエストロゲン誘発性高タンパク質血症と同時に、A/G 比の生理的低下を示すことがあります〔Lumeij 1997〕。 卵黄タンパク質とカラザの大部分はグロブリンからなり、グロブリン分画の顕著な増加を引き起こします。アルブミン濃度は、卵形成中にわずかに増加することがあります。

グルコース(血糖値)

健康な鳥の血糖値は哺乳類よりもはるかに高値で、一般的に150mg/dL以上で、ハチドリでは800mg/dL まで達します〔Diamond et al.1986〕。血糖値は鳥の赤血球では利用されないため、血清中の濃度は鳥類の方がはるかに安定していますが、血清が血栓に接すると24~48時間かけてゆっくりと低下します。そのため、サンプルを検査するまで時間を要する場合は、サンプルを遠心分離するべきです。

正常でも鳥の血糖値は高値ですが、ストレスや食後に一時的に上昇することがあります。卵黄腹膜炎や腎臓癌などの病的にも同様の上昇を引き起こすことがあります。哺乳類と同様に、鳥類のグルコース代謝はインスリンとグルカゴンによって調節されます。 鳥類が血糖値を調節する方法には種差があり、穀食性の鳥類の膵臓のインスリン含有量は哺乳類の膵臓の約1/6ですが、グルカゴン含有量は2~5倍ほど多いです〔Hazelwood 2000〕。膵臓切除は穀食性の鳥類では低血糖危機を引き起こしますが、肉食性の鳥類では糖尿病を引き起こします〔Lumeij 1997〕。この知見は、穀食性の鳥類ではグルカゴンが優勢であるのに対し、肉食性の鳥類ではインスリンが優勢である可能性があることを示唆しています。オウム類の糖尿病はグルカゴン分泌の増加に起因すると考えられていますが、通常の鳥類と比較して血中インスリン濃度が低下し、インスリン療法に良好な反応を示した報告もあります〔Altman et al.1977〕。したがって、グルカゴン血症または低インスリン血症のいずれかが、オウム類および他の種の糖尿病の原因である可能性があります。

糖尿病を疑う鳥は、血液検査を行い前に尿検査を行います。尿糖が陽性であることは高血糖の指標ですが、ストレス性高血糖でも最高3+の尿糖を引き起こす可能性があります。鳥類の尿/尿酸塩は結腸直腸に逆流するため、特に果食性の鳥類では糞便汚染により偽陽性のグルコース尿やタンパク尿が発生する場合があります。糖尿病の診断を下す前に、反復した血糖値測定、尿検査、臨床徴候などの臨床化学検査の結果をすべて考慮する必要があります。

【病気】鳥の糖尿病の解説はコチラ!

鳥類では低血糖の状態によく遭遇します。肉食性の猛禽類は穀食性の種よりも空腹時の血糖値をはるかに長く維持できます〔Wallner-Pendleton et al.1993〕。 より小型の穀食性の種は、特に衰弱している場合、12時間の絶食後に低血糖になることがあります。猛禽類では、血糖値が 80 mg/dL を下回ると低血糖発作を起こすことも報告されています〔Wallner-Pendleton et al.1993〕。低血糖は食事制限後の飛行訓練によるものと考えられています。消化不良や吸収不良は、穀類食性鳥類と肉食性鳥類の両方で発生します。

カルシウム

鳥類の総カルシウム値は哺乳類と比べてはるかに高い場合があります。卵生である雌では、エストロゲン誘導による卵巣へのカルシウム結合卵黄タンパク質の輸送により、血漿総カルシウム値も劇的に上昇します〔Simkiss 1967〕。したがって、カルシウム値の正確な臨床評価には、性別およびおそらく季節別の基準値も必要となります。卵塞や卵黄性腹膜炎体の際にも顕著な総カルシウム高血症を引き起こす可能性があります〔Jones 1999〕。哺乳類と同様に、脱水症や一部の腫瘍によりカルシウム値は上昇し、顕著な低カルシウム血症は、栄養失調または慢性産卵などの生殖異常によって引き起こされます。ヨウムは特発性低カルシウム血症(副甲状腺機能低下症)を患っていると言われています。また、コルチコステロイドは総カルシウム値を減少させます。

血漿総カルシウム濃度と総タンパク質およびアルブミン濃度の関係

血清カルシウムにはアルブミン結合型と遊離型が含まれるため、濃度はアルブミン濃度によって異なると言われ、いくつかの鳥類で評価されています。ボウシインコ類では、タンパク質またはアルブミン濃度とカルシウム濃度の間に有意な関係は見つかりませんでした〔Lumeij 1990〕。ヨウムではアルブミンとカルシウム濃度の間に有意な相関が見られ、相関式は、調整済みCa(mmol/L)= Ca(mmol/L)- 0.015 ⫻アルブミン(g/L)+0.4でした〔Lumeij 1990〕。ダチョウでも有意な相関が見られ、相関式は、調整済みCa(mmol/L)= Ca(mmol/L)- 0.09 ⫻総タンパク質(g/L)+ 4.4でした〔Verstappen et al.2002〕。ハヤブサもアルブミンと総タンパク質の濃度と総カルシウム濃度の間に直線関係があるようです〔Lumeij et al.1993〕。タンパク質とカルシウムの相関関係における種の相違があることはい、多くの異なる種が評価される現状では臨床調整式が役に立たないかもしれないです。

電解質

鳥類の主な細胞内外の陰イオンと陽イオンは、哺乳類のものと類似しています。ハトの血液を採取した後、血漿カリウム濃度は 2時間以内に約60%減少します〔Lumeij 1997〕。コンゴウインコの血液サンプルでのカリウム濃度は 4 時間以内に約30% 増加します〔Harr et al.2002〕。カリウム値の人為的変化の程度は種に特有のようで、すべての鳥類サンプルで血漿と赤血球を直ちに分離する必要があります。

鳥類の腎不全は、高リン血症と高カリウム血症と関連付けられてきましたが〔Lumeij 1997〕、低リン血症と低カリウム血症も報告されています〔Laverty et al.1983〕。これらの値の変化パターンは、急性および慢性の腎臓病を患う哺乳類のパターンに従うしかありません。


各鳥類の生化学検査の基準値

項目ヨウム
n5571
ボウシインコ
n8375
セキセイインコ
n1542
コンゴウインコ
n5338
オカメインコ
n9267
バタン
n5928
アヒル
n73
ハト
n<50
カナリア
n300
TP(g/dL)2.0-4.4(3.5)2.6-4.5(3.7)2.1-4.3(2.8)2.4-4.4(3.4)2.1-4.8(2.9)2.1-4.8(3.6)3.3-5.5(4.5)2.1-3.5(2.7)
ALB(g/dL)0.2-2.4(1.7)0.3-2.4(1.8)0.9-1.2(1.1)0.3-2.4(1.7)0.8-1.8(1.5)1.2-2.4(1.8)1.7-2.2(2.0)1.3-2.2(1.75)
A/G0.42‐3.00(1.2)0.69‐1.75(1.1)1.00‐1.75(1.31)0.50‐1.40(0.93)1.00‐2.29(1.50)1.00‐2.36(1.37)1.00‐1.80(1.18)1.50‐3.60
Fibrinogen
(mg/dL)
100-280100-340100‐330
AST(U/L)110-340(174)150‐344(221)156‐375(262)65‐168(122)128‐396(245)140‐360(204)12‐73(34)45‐123(58.6)132‐351(224)
ALP(U/L)12‐92(34)8‐100(52)24‐96(68)12‐100(50)12‐100(51)24‐104(59)
Bili acids(μmol/L)12‐96(56)33‐154(89)32‐117(81)7‐100(49)44‐108(76)34‐112(70)22‐82(55)22‐60
LDH(U/L)154‐378(248)160‐368(230)156‐384(252)70‐220(135)122‐378(255)209‐414(303)120‐246(194)30‐205(57)
CPK(U/L)140‐411(303)117‐425(257)117‐368(235)88‐361(215)160‐420(269)147‐418(266)165‐378(266)110‐480(203)
BUN(mg/dL)2.0‐6.72.5‐27.60.8‐9.22.2‐5.91.1‐2.0
Cre(mg/dL)0.26‐0.450.21‐0.370.10‐0.400.40‐2.00(0.73)0.3‐1.90(0.77)0.26‐0.40(0.32)
Uric acid(mg/dL)2.0‐11.0(5.5)2.2‐10.0(5.1)4.8‐13.0(8.6)1.8‐12.0(5.6)3.4‐11.0(7.1)3.8‐11.0(6.7)2.0‐12.0(6.4)2.5‐12.6(6.3)4.1‐13.0(8.7)
Ca(mg/dL)8.0-14.0(9.1)8.0‐13.9(9.8)8.0‐11.2(9.3)8.4‐11.9(9.7)8.2‐10.9(9.2)8.2‐11.5(9.4)8.2‐12.7(10.0)7.6‐10.4(9.2)
CHOL(mg/dL)100‐250(193)148‐228(191)120‐230(181)96‐264(168)90‐200(152)96‐212(166)104‐244(170)
表:各鳥種の生化学検査基準値〔Harr 2002〕

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この記事を書いた人

霍野 晋吉

霍野 晋吉

犬猫以外のペットドクター

1968年 茨城県生まれ、東京都在住、ふたご座、B型

犬猫以外のペットであるウサギやカメなどの専門獣医師。開業獣医師以外にも、獣医大学や動物看護士専門学校での非常勤講師、セミナーや講演、企業顧問、雑誌や書籍での執筆なども行っている。エキゾチックアニマルと呼ばれるペットの医学情報を発信し、これらの動物の福祉向上を願っている。

「ペットは犬や猫だけでなく、全ての動物がきちんとした診察を受けられるために、獣医学教育と動物病院の体制作りが必要である。人と動物が共生ができる幸せな社会を作りたい・・・」との信念で、日々奔走中。