たまりすぎている
鳥は歯を欠くため、咀嚼をしません。そのため筋胃の中にグリッド(Grit )と呼ばれる砂粒状のものを貯めることによって、餌をすりつぶして消化の補助を行うことから、筋胃を砂嚢あるいは砂肝もと呼ばれています。このグリットが溜まりすぎる病態がグリットインパクション(Grit Impection)です。
グリット
グリッドの素になるものとしては種子食の中に混じった砂や、ボレー粉、イカの甲羅(カトルボーン)、塩土、焼き砂、植木鉢の土、ペレットに含まれるカルシウムの粒などがあります。基本的に成分は炭酸カルシウムになります。

症状
筋胃の中に過剰のグリットが停留し、突然の嘔吐や食欲不振を起こし、食滞を起こし、嘔吐や食欲不振などが見られます。
検査・診断
筋胃の中のグリットが過剰に蓄積していることで診断されます。ただし、異常と判断するグリットの量の境界は明確になっておらず、症状とともに総合的に判断します。


治療
シードやペレットなどの粒餌から、流動食に切り替えます。または潤滑剤の内服投与でグリットの排泄を促し、ボレー粉などによる小さいグリットは消化による溶解を待ちます。
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