目次 [表表示]
爬虫類には寄生虫が多い?
野生の爬虫類や両生類には寄生虫が感染していることが多いですが、ペットでも比較的多くの生体から寄生虫が検出されています。病原性がある寄生虫では軟便・下痢を起こすものもいれば、無害な寄生虫もいます。
ペットのWC(野生個体)だと、体内には寄生虫が寄生していることは当然と考えた方がよいかもしれません。
共存してるの?
感染している寄生虫は生体が生きている限り体内で共生しています。寄生していることで生体が死んでしまうと、寄生虫は生きていいけません。つまり寄生虫と動物が共存している状態で、感染してい症状は見られません。さらに動物は寄生虫に対して免疫が出来て、寄生虫の増殖を抑制してバランスを保っています。
糞便検査をしてもらおう!
糞便検査で寄生虫の有無を確認できます。しかし、新鮮な便でないと、糞便中の形が変わってしまったり、活動しなくなって確認できなくなります。糞は乾燥させないように湿らせて動物病院に持っていきます。濡れたティッシュにはさんだり、水道水を数滴垂らしてビニール袋などに入れておくとよいでしょう。一部の寄生虫では、顕微鏡検査では検出できず、爬虫類が排泄した糞に直接、クネクネとした虫を発見することで診断されるものもあります。
寄生虫は薬で落とすべきか?
寄生虫を薬で治療することを駆虫(くちゅう)と言います。しかし、爬虫類の駆虫の必要性について、以下の①と②の2つの議論がなされています。
①全ての寄生虫を駆虫する?
寄生虫の感染数が多いと、症状が現れるかもしれない。また他の病気になったり、生体の栄養の偏りやストレスによって、寄生虫が増殖して生体の健康状態のバランスが崩れ、最悪の場合は死亡することもありえます。つまり生体の免疫が低下すると病的な症状が見られるかもしれないという考えです。したがって、寄生虫が発見されたら必ず駆虫を行います。
②虫によって駆虫する?
寄生虫は生体に対して病原性が有るものと無いものがいます。その病原性によって駆虫をするべきかどうか判断します。しかし、見ただけで寄生虫の種類が明確に分からないものが多く、病原性について悩んでしまうケースがほとんどです。駆虫薬が生体に副作用を与える可能性はゼロではないので、無駄な投薬はするべきではないですが…..。もちろん病原性が無い寄生虫と分かれば駆虫はしません。病原性が弱い寄生虫であれば、例え感染していても生体に免疫が出来て、動物と寄生虫がバランスよく共生しています。例えて言うと人のアレルギーの話が有名です。花粉症やアトピーといったアレルギーが急増していますが、このアレルギーを寄生虫に感染することによって予防できると言われています。寄生虫の感染が多い日本のサルには花粉症が少ないことが知られていることも有名です。
寄生虫の種類と病原性
寄生虫は多数の種類がいます。爬虫類には原虫(げんちゅう)、蟯虫(ぎょうちゅう)、回虫(かいちゅう)の3つがよく見られます。原虫は肉眼では確認できず、顕微鏡で確認されるくらいの小さな生物です。
蟯虫と回虫は線虫(せんちゅう)と呼ばれ、名前のように細い線型をしており、クネクネ動き、肉眼で観察できます 。蟯虫は1cm前後、回虫は10~20cmの長さなので、大きさが全く異なります。線虫の仲間には胃や腸に寄生するだけでなく、脳や肺に寄生するものもいます。
原虫
原虫は細菌ではない単細胞生物で、65,000種ほど知られていますが、約10, 000種は寄生種で、病原性については全てが明確になっていません。ほぼ全ての爬虫類では寄生していると言っても過言じゃないくらい検出されます。駆虫するべきか一番悩む寄生虫だと思います。原虫には、アメーバ類、鞭毛虫(べんもうちゅう)類、胞子虫(ほうしちゅう)類、線毛虫(せんもうちゅう)類の4つのグループに分けられます。
アメーバ類
アメーバと言うとたくさんの偽足を出してアメーバ運動をしている様子が頭に浮かぶと思います。アメーバには病原性種と共病原性種がいます。人に感染するアメーバ赤痢(Entamoeba histolytica)が有名ですが、爬虫類に対して病原性があり問題となるのはEntamoebainvadensという種類です。しかし、E.invadensは草食性の爬虫類では病原性がなく〔Kojimoto et al.2001〕、ヘビやトカゲ、ワニなどの肉食性の爬虫類に対して、食欲不振と下痢、肝炎や肝膿瘍などを起こします〔García et al.2014,Ozaki et al.2000,Philbey 2006〕。爬虫類の食性によって病原性が異なるということになりますが、オオトカゲ肉食性のオオトカゲ〔Chia et al.2009〕では当然ですが、雑食のフトアゴヒゲトカゲでも発病しています〔Schwartz et al.2000〕。カメは全般的にアメーバに例えうる種類で、感染しても無症状のキャリアになるという考えでした〔García et al.2014〕。
しかし、カメでも種類によって病原性が異なるらしく、E.invadensによる腸炎で死亡したアカアシガメ〔Jacobson et al.1983〕とヒョウモンガメ〔Philbey 2006〕、Entamoeba sp.によってゴファーカメ、キアシガメ、ケズメリクガメ、アカウミガメ、ヒメニオイガメ、モリイシガメでの発病の報告もあります〔Bardi et al.2019〕。完全草食性のカメでは非病原性、雑食性や動物食(肉食)のカメでは病原性となるようですが、その境界はよく分かっていません。アメーバを含んだ感染した爬虫類の糞からうつりますが、ハエやゴキブリなどが媒介する可能性などもあります〔Jacobson et al.1983〕。
鞭毛虫類
鞭毛虫は名前の通りに鞭毛(べんもう)を持つことが特徴で、100種以上知られています。1~6本の鞭毛を持ち、それらを活発に動かして運動しています。乾燥した糞であると動きが鈍くなっています。トリコモナス、ジアルジア、トリパノソーマなどが有名ですが、顕微鏡で観察しても、種類の鑑別は難しいので、多くは病原性の有無は分かりません。糞の経口摂取で感染して、主に腸に寄生します。もしも症状が現れるとしたら、軟便・下痢になります。
表:爬虫類から検出される代表的な鞭毛虫類
鞭毛虫の種類 | 病原性 | |
ディプロモナス目 | Giardia | ? |
Spironucleus | ? | |
Hexamita | ? | |
Trepomonas | ? | |
Trimitus | ? | |
キネトプラスト目 | Trypanosomiasis | ? |
オキシモナス目 | Monocercomonoides | 非病原性 |
プロテロモナス目 | Proteromonas | 非病原性? |
レトルモナス目 | Chilomastix | 非病原性 |
Retortamonas | 非病原性 | |
トリコモナス目 | Trichomonas | ? |
Hexamastix | ? | |
Hypotrichomonas | ? | |
Tritrichomonas | ? | |
Monocercomonas | ? | |
Tetratrichomonas | ? |
トリコモナス
トリコモナスと言うと人の性病である膣トリコモナスが有名ですが、爬虫類から検出されるものとは異なる種類です。顕微鏡で観察するとクルクルと回転しながら動いているのが特徴的です。トリコモナスによる病害性については明確に分かっておらず、 非病原性と見る説が有力です。
ジアルジア
ジアルジアは腸に寄生しますが、病原性は弱いです。腸の粘膜に吸着し、栄養の吸収障害によって生体は痩せていき、寄生数が増えると腸炎を起こして軟便・下痢を起こします。顕微鏡で観察すると、正面に2個の核が目玉のように見えて、オタマジャクシのような形をしています。側面から見ると扁平な体をしており、下が吸盤になっているため腸の粘膜などに吸着して寄生します。木の葉が舞い落ちるように動くのが特徴です。ジアルジアは下記のヘキサミタと同じに、病気の発現は他の病原菌や寄生虫などと混合感染を起こすと症状が強く現れます。
ヘキサミタ
ヘキサミタはジアルジアに類似していますが、吸盤はありません。カメには病原性が強く、腸管以外にも、泌尿器に感染して、腎不全を起こしたりします。腎不全を起こすと、多飲や体重減少が見られ、血様を帯びた色尿になることもあります。感染した生体の尿を口にして他の個体に感染します。
トリパノソーマ
トリパノソーマがは消化管ではなく血液中に寄生し て血管の中を流れており、ほとんどは病原性がないとされています。吸血性の昆虫 やヒルなどを媒介者として感染しますので、ペットではあまり問題にならないと思います。
胞子虫類
胞子虫類ではコクシジウムとクリプトスポリジウムが有名です。
コクシジウム
コクシジウムは主に腸の粘膜上皮に寄生します。コクシジウムの寄生を受けると、まず軟便・下痢になり、重症になうと血便になりますす。多くの生体では病状が強く見られ、例えばヒョウモントカゲモドキで致命的にもなります。しかし、フトアゴヒゲトカゲでは常在的に寄生しており、軽度感染では無症状なことが多く、大量に感染していた場合のみ治療する必要とされています。
感染した生体の糞を口にしてうつります。糞便検査ではオーシスト(※)が検出されます。
※原虫の一つのステージで、休眠状態のサナギのような形態をしています。
コクシジウムは主に腸粘膜上皮の細胞質に寄生しますが、核内に寄生する核コクシジウムという種類がいます。これは主に魚類、両生類、爬虫類、鳥類で認められ、多くは病原性が有りません。爬虫類でも核内コクシジウムは主としてトカゲに見られ、非病原性あるいは非病原です。しかし、カメでは致死的な症状を起こすという報告があり〔Garner et al.2006〕、カメでは病原性が強いかもしれないという考えが強くなってきました。リクガメであるホウシャガメでの報告は、核内コクシジウムは消化管全域、腎臓、肺や気管支、脳、脾臓などの細胞の核に寄生し、一般状態の悪化が認められました〔五箇ら 2009-2010〕。下痢だけでなく、腎不全や肺炎、神経状態もおかしくなる可能性があります。
クリプトスポリジウム
クリプトスポリジウムは、爬虫類においてはヘビとトカゲのみの発病が知られており、カメでの感染報告はないようです。最近人気のあるヒョウモントカゲモドキでは蔓延しており、大きな問題となっています。感染した生体の糞を口にしてうつります。糞便検査ではなかなか発見されないので、遺伝子(PCR)検査で診断します。
繊毛虫類
繊毛虫は他の原虫より大きく、全身に短い繊毛を持ち、これを使って移動する原虫です。ゾウリムシやラッパムシ、ツリガネムシなどがこの仲間で、顕微鏡で観察すると、まるでゴキブリのような動きをしています。繊毛虫の仲間は羊など草食哺乳類の消化管に共生し、植物のセルロースの分解や消化を助けています。基本的に非病変性あるいは病原性が低いと認識され、爬虫類でも主にリクガメやイグアナなどの草食性の種類から、バランチジウム(Balantidium sp.)やニクトテルス(Nyctotherus sp.)などの繊毛虫が検出されています〔Ernst et al.1974〕。
バランチジウム
バランチジウムを顕微鏡で観察すると、卵のような形をしています。非常に活発ですが、動きは遅いのが特徴です。草食性のリクガメ、イグアナから検出されています〔Arabkhazaeli et al.2018 〕。腸壁の細胞残渣や澱粉顆粒、細菌、粘液などを食べています。
ニクトテルス
ニクトテルスを顕微鏡で観察すると、レモンのような形をしており、バランチジウムと同じように動きは遅いです。リクガメ以外のエボシカメレオン、スキンク、オオトカゲなどから検出されています〔Kulewicz et al.2015〕。
蟯虫
蟯虫は小型の線虫で、白っぽい色をしています。オスは体長2~5mm、メスは8~13mmくらいなので、まるでシラスのような感じです。生体はピンのような形をしているので、ピンワーム(Pinworm)と呼ばれています。
爬虫類への寄生は100種以上が知られ、リクガメとトカゲ(フトアゴヒゲトカゲやイグアナ)で多く検出されます。一つの個体に複数の種類の蟯虫が感染していることもあります。リクガメでは 94%〔Chávarri et al.2012〕、フトアゴヒゲトカゲでは 57.1%〔Raś-Noryńska et al.2015〕、グリーンイグ
アナでは 38%〔Kwak ML et al.2020〕という高い保有率の報告もあります。
多数の蟯虫が大腸に集まるため、糞と一緒に虫を排泄するようになり、特にリクガメでは糞の表面が蟯虫だらけという、ショッキングな場面も見られます。
蟯虫は全ての爬虫類に対して非病原性あるいは病原性がとても低いです〔Marcus 1981,Jacobson 1986〕。もし発病するとしたら、軟便や成長不良になります。顕微鏡検査で、卵や子虫を確認して診断されます。
直接的に糞の中の卵から感染します。糞と一緒に排泄した卵が感染力を持つようになるまでの時間が早いため、複数の生体を飼育している場合には、まず他の個体にも感染してしまいます。駆虫を行う場合は、同居している爬虫類は皆一斉に駆虫するのが好ましいです。
口から入った卵は小腸で孵化
↓
大腸に移動
↓
大腸で産卵
回虫
回虫は大型の線虫で、白っぽい色をしています。主にリクガメに寄生する寄生虫で、長さ10~20㎝、太さは1~3mmで、小さいミミズみたいな感じです。回虫は1種類ではなく、カメに寄生するもの以外にも、ヘビに寄生するものなどいくつかの種類が知られています。
糞とともに成虫が排泄されることもありますが、時には口から吐き出されることもあります。排泄された直後はクネクネ動いていることが多いです。
直接的に糞の中の卵から感染し、回虫は体内で様々な部位に成長過程で移動するため、いろいろな症状が見られます。つまり胃や腸だけでなく、肺にも寄生し、肺炎を起こす原因にもなります。
口から入った卵は小腸で孵化
↓
腸の壁に入って静脈やリンパ流に乗って肺に移動
↓
肺から気管に移動
↓
食道に出て再び腸に戻る
↓
小腸で孵化
一部の回虫は、これらはヘビが中間宿主であるカエルやネズミを食べることで感染します。
病原性はありますが、少数寄生だと無症状です。回虫は肺にも移動するため、口を開ける姿勢が多くなったり、開口呼吸したり、肺炎を起こすこともあります。大量の腸の寄生が起こると、軟便・下痢、栄養障害、嘔吐などが見られます。回虫には小さい孔へ移動する性質があるため、まれに脳や脊髄、眼球などの各種臓器への迷入が認められることもあります。神経症状が見られることもあります。顕微鏡検査で、回虫の卵が検出されますが、腸以外に移動している時は検出されないことがあります。
回虫は駆虫をしておいた方がよいと思います。
条虫
いわゆるサナダムシと呼ばれている寄生虫で、体は扁平で、腸管の内壁に吸盤で固着して、栄養分は体表から吸収しています。分類学的に単節条虫と多節条虫に分けられ、サナダムシとしてイメージするのは後者です。多節条虫は頭部とそれに続く生殖器が含まれている片節からなります。頭部の先端の吸盤などて腸に固着し、それに続く多数の片節がつながっており、成熟すると切り離され、糞と共に排出されます。単節条虫のものは節に分かれない扁平な体をしてます。
成虫は多くは腸に寄生していますが、多くは中間宿主を持ち、複数の宿主を乗り換えながら成長します。症状は軟便・下痢あるいは体重減少を示す場合がありますが、多くは無症状です。これらの中間宿主は、ノミのような小さな種から牛のような大きな種までさまざまです。この片節を摂取することで感染し、皮下組織、体腔、腹膜、筋肉組織などに幼虫(プレロセルコイド幼虫)や嚢虫が潜伏して成長します〔Fabrício H.Oda et al.2006〕。この囊虫によって引き起こされる組織の感染症を嚢虫症と言います。
爬虫類ではトカゲとヘビにおいて条虫は見られます。イグアナやアガマでは円葉目(Cyclophyllidea)である、Cyclophyllidea cestoda、Anoplocephalidae亜目、Oochoristica属の条虫か頻繁に検出され〔Aleksandra Vergles Rataj et al.2011〕、特にOochoristica属の40種以上の条虫が確認されています〔Klingenberg 1993,Girling 2004,McAllister et al.1985〕。条虫の種類によっては人への感染も恐れがあるので注意すべき寄生虫です。
駆虫の注意点
爬虫類の駆虫薬において、一部安全でない薬剤があります。 イベルメクチンと言う薬剤は犬や猫では広範囲の奇生虫に対して有効で使われていますが、カメでは神経症状、昏睡あるいは脱力などの副作用により死亡報告があるために使わないで下さい。トカゲやヘビでも同様に使うことが避けられています。念のために、処方される薬の成分名を確認しておいて下さい。
予防は?
新しく爬虫類を飼い始めた時は、糞便検査で寄生虫の確認をしましょう。複数飼育している場合、他の個体に感染してしまう可能性が高いので、しっかりと掃除をしましょう。
参考文献
■Aleksandra Vergles Rataj et al.Parasites in pet reptiles.Acta Veterinaria Scandinavica53(33).2011
■Arabkhazaeli F,Rostami A et al.Frequently observed parasites in pet reptiles’ feces in Tehran.Iranian Journal of Veterinary Medicine Iran J Vet Med12(1).2018
■Bardi E,Noviello E,Hofmannová L.Protozoa and protozoal infections in chelonians.Journal of Exotic Pet Medicine31(1):5-12.2019
■Chia MY,Jeng CR,Hsiao SH,Lee AH,Chen CY,Pang VF.Entamoeba invadens myositis in a common water monitor lizard (Varanus salvator).Vet Pathol46(4):673-676.2009
■Chávarri M et al.Differences in helminth infections between captive and wild spur-thighed tortoises Testudo graeca in southern Spain:a potential risk of reintroductions of this species. Vet Parasitol6.187(3-4):491-497.2012
■Ernst CH,Nichols JN.Internal Ciliates of Tortoises,Brit.J.Herpetology5:3:450-451.1974
■Fabrício H.Oda et al.Parasitism by larval tapeworms genus Spirometra in South American amphibians and reptiles: new records from Brazil and Uruguay,and a review of current knowledge in the region.Acta Tropica06.164:150-164.2016
■García G,Ramos F,et al.Molecular epidemiology and genetic diversity of Entamoeba species in a chelonian collection. Journal of medical microbiology.J Med Microbiol63(Pt 2):271-283.2014
■Garner MM,Gardiner CH,Wellehan JFX,Johnson AJ,McNamar a T,Linn M,Terrell SP,Childress A.Jacobson ER.Intranuclear coccidiosis in tortoises:nine cases.Vet. Pathol43.311-320:2006
■Girling S,Raiti P,British Small Animal Veterinary Association:BSAVA manual of reptiles.British Small Animal Veterinary Association.Quedgeley.UK.2004
■Jacobson ER.Parasitic diseases of reptiles.In Zoo and Wild Animal Medicine. 2nd edition.Fowler ME ed.WB Saunders.Philadelphia:162–181.1986
■Jacobson ER,Clubb S,Greiner E.Amebiasis in red-footed tortoises. Journal of the American Veterinary Medical Association183(1):1192-1194.1983
■Klingenberg RJ.Understanding reptile parasites: a basic manual for herpetoculturists & veterinarians. Advanced Vivarium Systems.Lakeside.CA.USA.1993
■Kwak ML et al.First Report of Co-invasion by the Reptile Nematode Ozolaimus megatyphlon (Nematoda:Pharyngodonidae) with Invasive Green Iguanas(Iguana iguana)in the Asia-Pacific.Acta Parasitol65(1):264-270.2020
■Kojimoto K,Uchida Y,Horii S,Okumura R,Yamaguch R,Tateyama S.Amebiasis in four ball pythons, Python reginus. Journal of Veterinary Medical Science63(1):1365-1368.2001
■McAllister CT,Trauth,Ubelaker JE:Oochoristica crotaphyti n.sp.(Eucestoda: Linstowiidae) from Crotaphytus collaris (Lacertilia: Iguanidae) in Northern Arkansas.J Parasit71(6):803-807.1985
■Ozaki K,Matsuo K,Tanaka O,Narama I.Amoebiasis in the flat-shelled spider tortoise(Acinixys planicauda).Journal of Comparative Pathology123(1).299-301.2000
■Philbey AW.Amoebic enterocolitis and acute myonecrosis in leopard tortoises(Geocheloone pardalis).Veterinary Record158(1):567-569.2006
■Schwartz D et al.Entamoeba sp. infection in a bearded dragon(Pogona vitticeps).Veterinarski Glasnik74(00):7-7.2000
■Raś-Noryńska M,Sokół R.Internal parasites of reptiles.Annals of Parasitology61(2):115–117.2015
■柑本敦子、内田和幸、堀井洋一郎、奥村純代、山口良二、立山晉.ボールニシキヘビPython reginus4例にみられた爬虫類アメーバ症.J.Vet.Med.Sci63(12).1365-1368.2001
■五箇公一,宇根有美.侵入種生態リスクの評価手法と対策に関する研究(2)随伴侵入生物の生態影響に関する研究.F-3-103-127.環境問題対応型研究領域.生態系保全と再生(第4分科会).環境研究総合推進費.環境省.2009-2010