【病気】水ガメの四肢の潰瘍性皮膚炎

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肢の皮膚病

水ガメでは、四肢裏に炎症が起こり、特に後肢の裏に擦過傷や潰瘍ができることが多いです。

原因

カメが餌が欲しい、あるいは水槽の外に出たいために、ガサガサと水槽の外に向かって足踏みするような仕草をし、四肢の裏が水槽の壁やむき出しの床に常に擦れることが原因で起こります。

これは水ガメが遊泳するのに十分な水深がない場合(浅い水深)、そして、カメが水槽の底やレンガの陸場に常に足を擦りつける状態で起こるので、人のタコができるのと同じ理論です。そのタコは水に濡れることで浸皮膚が白くなります。

患部はl潰れて皮膚の潰瘍が起こることも多いです。

慢性的になると肉芽になることもあります。

治療

患部の消毒、抗生物質の投与を行います。四肢に刺激を与えないように、水深を深くしたり、陸場の擦過傷が起こらないような工夫をします。消毒着に陸場で乾燥させることも大切でです。

治療前
治療後

患部消毒にお薦め

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外傷、細菌、真菌(カビ)による皮膚病にはコレ!目や口に入っても問題ありませんし、スプレー適量(2~3回プッシュ)を気になる部分に吹き付けるか、コットンなどに吹き付けてからご使用ください。

予防

予防として、足が水槽の底に着かないような十分に泳げくらいの水深を確保して下さい。水深が浅いと、泳いでも後足が水槽やレンガに擦れるので、水槽の床敷きに砂利を用いて滑りにくいようにする方法もとられていますが、砂利の使用は異物摂取や細菌などが繁殖しやすくなり、衛生管理のために使わないという考えもあります。

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この記事を書いた人

霍野 晋吉

霍野 晋吉

犬猫以外のペットドクター

1968年 茨城県生まれ、東京都在住、ふたご座、B型

犬猫以外のペットであるウサギやカメなどの専門獣医師。開業獣医師以外にも、獣医大学や動物看護士専門学校での非常勤講師、セミナーや講演、企業顧問、雑誌や書籍での執筆なども行っている。エキゾチックアニマルと呼ばれるペットの医学情報を発信し、これらの動物の福祉向上を願っている。

「ペットは犬や猫だけでなく、全ての動物がきちんとした診察を受けられるために、獣医学教育と動物病院の体制作りが必要である。人と動物が共生ができる幸せな社会を作りたい・・・」との信念で、日々奔走中。