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足の潰瘍なんです
水ガメでは、四肢に炎症が起こり、特に後足の裏には丸い潰瘍ができることが多いです。これは擦過傷と呼ばれ、餌が欲しい、あるいは水槽の外に出たいために、ガサガサと何度も水槽の外に向かって足踏みするような仕草をし、後足や前足の裏が水槽の壁やむき出しの床に常に擦れることが原因で起こります。
水ガメが泳ぐのに十分な水深がない場合(浅い水深)、カメが水槽の底やレンガの陸場に常に足を擦りつける状態で起こるので、人のタコができるのと同じ理論です。そのタコが潰れて皮膚も剥がれたような状態(潰瘍)になります。
潰瘍は水に浸かっていると白くなり、固くしこり(肉芽)のようにもなります。ふやけた皮膚炎の部分がはがれると筋肉が見えることもあります。
治療はどうするの?
消毒や抗生物質を塗って炎症や潰瘍の起こった場所を乾燥させます。乾燥陸場にい水場にいる時間を短くしないと、患部の炎症や潰瘍はふやけて治りません。しかし水の中に長くいれないわけにはいかないので、エサの時など短時間だけ水に入れます。長時間水に入れないことで体に変調を起こす可能性はあります。
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予防ってあるの?
予防として、足が水槽の底に着かないような十分に泳げくらいの水深を確保して下さい。水深が浅いと、泳いでも後足が水槽やレンガに擦れるので、水槽の床敷きに砂利を用いて滑りにくいようにする方法もとられていますが、砂利の使用は異物摂取や細菌などが繁殖しやすくなり、衛生管理のために使わないという考えもあります。
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