リスザルは野生でも多重特異性の関連を形成し、多種のサルとも同居が可能で、リスザルとオマキザルの関係は野生では特に一般的です。しかし、リスザルはヘルペスタマリヌスと言うウイルスをキャリアとして持っていることもあり、感受性の高いマーモセット種では発症するので同居はさせないで下さい 〔Adams et al.1995〕。
小さなケージに収容しなければならない場合には、特に行動的および生態学的スキルを発達させるための環境を考慮しなければなりません。リスザルは玩具にも興味を示します。野生でも移動していない時は、ほとんどの時間は手で何かをいじっています 〔Fragaszy et al.1991〕。食餌や睡眠以外の時間は、彼らは常にケージ内あるいは周囲近くの物体に注意が向けられます。手先で転がすボール、人形、あるいはかじり木で遊ぶような行動が好まれます。しかし、玩具はサルによって好みが異なり、玩具に飽きてしまうこともあり、ローテーションをしたり、新しい玩具を用意しなければなりません。
リスザルは人が発症する一般的なウイルス性上気道疾患のほとんどに感染します 〔Adams et al.1995〕。そのような病気の症状がある人は、リスザルとの緊密な協力を避けるべきです。はしか (麻疹ウイルス) は、新世界ザルにも容易に感染します。リスザル旧世界ザルよりも結核に耐性があるようですが、よく分かっていません。
これがポイント!
遊んでたわむれさせる
ケージの中だけでは要求不満
冬は保温が必要
日光浴か紫外線ライトをあてる
ビタミンCを特別に与える
餌はペレットがベスト
知能が高くしつけもできる
おもちゃを与える
オムツをする
胴輪やリードに慣れさせる
ザル好きならぜひ読んで!
飼育員がつくったサルの図鑑: かならず会いたくなっちゃう56のなかまたち.くもん出版
参考文献
Abee CR.The squirrel monkey in biomedical research.ILAR J31(1):11-20.1989
Abee CR.Medical care and management of the squirrel monkey.In Rosenblum LA & Abee CR eds.Handbook of Squirrel Monkey Research.Plenum Publishing.New York:447-488.1985
Adams SR,Muchmore E,Richardson JH.Biosafety.In Nonhuman Primates in Biomedical Research:Biology and Management.Bennett TB,Abee CR,Henrickson R eds.Academic Press.San Diego:375-420.1995
Fragaszy DM,Adams-Curtis LE.Generative aspects of manipulation in tufted capuchin monkeys (Cebus apella).J Comp Psychol105(4):387-397.1991
National Research Council.New World Monkeys: Cebids.In National Research Council. The Psychological Well-Being of Nonhuman Primates.The National Academies Press.Washington DC:80-89.1998
Nijboer J. Nutrition in Primates.MSD Veterinary Manual. (Last Revised: 2020 Aug; Last accessed: 2024/8/22)
Williams LE,ernstein IS.Study of primate social behavior.In Nonhuman Primates in Biomedical Research:Biology and Management.Bennett TB,Abee CR,Henrickson R.eds. Academic Press.San Diego:77-100.1995