ボタンインコの品種(メガネ顔)

アイリング

目の周りの白い部分はアイリング(Eye ring)と呼ばれ、ボタンインコの特徴の一つです。亜種のボタンインコとクロボタンインコは、現在、野生でも個体数が少ないです。ペットの飼い鳥で主体となっているのは、キエリクロボタンインコとルリゴシボタンインコです。

カラーバリエーションとして、キエリクロボタンインコから作出されたヤマブキボタンインコ、ブルーボタンインコ、シロボタンインコなども流通しています。また、キエリクロボタンインコとルリゴシボタンインコの交雑化が進み、さらに多数の交雑種が作出されています。ボタンインコの雑種化は進み、純粋な原種はほとんどいません。例えヤマブキボタンインコという名称であっても、キエリクロボタンインコやルリゴシボタンインコの変色という場合が多いです。ここでは品種も、外観や各種資料を参考に基づいて判断していますが、品種名についての確約はありません。一部におきましては品種の特定が困難ですのでご理解下さい。

ボタンインコの最大の特徴は、目の周りの白色の眼瞼輪(アイリング:Eye ring)で、基本的に嘴は赤色をしています。

キエリクロボタンインコ

最も野生下で多い種類です。顔が黒色で、首から胸にかけて黄色の襟巻があり、翼は緑色、お腹は黄緑色をしています。

ヤマブキボタンインコ

キエリクロボタ ンインコの色変わり で、体は黄緑色、 翼は緑色が混じり、胸から首にかけての 襟巻きは黄色です。和名は色彩がヤマブキの花色に似ていることから命名されました。

ブルーボタンインコ

キエリクロボタ ンインコの色変わりで、体は青色、嘴はピンク色、胸から首にかけての襟巻きは白色をしています。

シロボタンインコ

キエリクロボタンインコの色変わりで、クチバシは桃色をしています。体は基本的に白色ですが、淡い青色を帯びる個体もいます。

ボタンインコ

ルリゴシボタンインコ

体は緑色で、顔から胸にかけて橙色、嘴は赤色です。腰の部分は瑠璃色をしています。

コザクラインコ、オカメインコ、セキセイインコ、ジャンボセキセイインコ、十姉妹、文鳥のしつけ方.まんがびと

えっ、鳥のしつけ???

この記事を書いた人

霍野 晋吉

霍野 晋吉

犬猫以外のペットドクター

1968年 茨城県生まれ、東京都在住、ふたご座、B型

犬猫以外のペットであるウサギやカメなどの専門獣医師。開業獣医師以外にも、獣医大学や動物看護士専門学校での非常勤講師、セミナーや講演、企業顧問、雑誌や書籍での執筆なども行っている。エキゾチックアニマルと呼ばれるペットの医学情報を発信し、これらの動物の福祉向上を願っている。

「ペットは犬や猫だけでなく、全ての動物がきちんとした診察を受けられるために、獣医学教育と動物病院の体制作りが必要である。人と動物が共生ができる幸せな社会を作りたい・・・」との信念で、日々奔走中。