セキセイインコのケージの選び方とお薦め商品

鳥かごのこと!

セキセイインコを飼う時に、まず必要になるものはケージです。もし、家の外に逃げたら、まずつかまらないので、しっかりとしたケージを選んで下さい。鳥のケージは一般的に、金網 (金属製のワイヤー) の箱型をしており、下が糞切りと呼ばれる金網の床板とプラスチック製のトレイがついています。今までは金網ケージが主に使われていましたが、最近は透明のアクリル製のパネルで覆われたケージやガラス製のケージも販売されています。

選び方

大きさはどれくらいのものがよいの?

セキセイインコが両翼を広げてぶつからない大きさのケージが理想で、約35cm四方で、尾羽が床に付かないよう、40cmの高さの商品が推奨されています。しかし、このサイズはあくまでも1羽で飼う場合の最低限の大きさでしょう。より大きい方が、ケージの中で飛ぶこともできるので、運動不足も解消され、ストレスもたまりません。しかし、大きいと部屋の中で場所をとり、掃除も大変になります。ここではセキセイインコのために作られたケージで、主に1羽で飼育するための、やや大きめくらいのケージを選んでみました。

素材は何製?

多くが金属のワイヤー (金網) 製ですが、木製やプラスチック製のケージもあります。金網のワイヤーには塗装されていないのが理想です。塗装されていると、インコが齧って有害な物質が体内に入る恐れがあります。金網のケージは隙間が多く、温度変化の影響を受けます。直射日光やエアコンの風が直接当たる場所にケージを置かないで下さい。寒い時には、ヒーターを設置してあげるとよいでしょう。木製のケージも一部で販売されていますが、齧られて崩壊するため、お薦めできません。プラスチック製 (アクリル製) のケージとは、透明なアクリルが全面もしくは数面がパネルになっているため、水槽のような感じになってます。金網でないので、ケージの中のインコがよく観察できます。温度変化も少なく、抜けた羽や餌の飛び散りも減ります。鳴き声が大きい場合の防音対策にもなります。ただし、気密性が高いので、ケージの中に熱や湿気がこもる可能性があります。

どんな形がよいの?

四角い箱形のケージはシンプルで、四隅まで広々と鳥が飛べるスペースがとれます。屋根がアーチ形していたり、筒状の丸いタイプのケージもありますが、スペースが狭くなり、余計な凹凸があると、インコがぶつかったりします。掃除がしにくいのも難点です。ケージ扉おも前面だけでなく、側面や天井にもついていると、掃除が楽です。金網も分解や取り外しが簡単にできる商品できるか、確認することも必要です。多くのケージには、下にトレイが付いていますが、トレイの上には糞切りと呼ばれる金網の床板が乗っています。トレイと糞入りが、前面からの引き出しで外れるような構造だと掃除しやすいです。

付属品は何がついてます?

多くのインコ用ケージは、餌容器、水入れ、青菜をさす容器(ナザシ)、止り木などが付いているスターターセットになっています。使ってみてインコが使いずらいようであれば、後から替えることもできるので、特に気にしなくても大丈夫です。専用の商品でないと交換ができない場合もあるので、確認して下さい。

お薦め商品

第6位 マルカン バードパレス クラウン

ビギナーならコレ!餌入れ・水入れ・止まり木・ブランコ付きのオールインワンの金属製のケージセットで、コストも抑えられます。道具いらずで組み立ても簡単です。

第5位 サンコー イージーホーム バード40BR

インコが人に馴れさせるためのケージ!金網製のやや大き目のケージセットで、つがいが飼育できるくらいのサイズです。前面の大きな扉に出入りしやすいT字の止り木がついており、扉を開けて手を差し出すと、手に乗ってくれます!


第4位 サンコー バードキャビン 37

インスタ映えケージ!小鳥が映える白を基調とした金属製のケージセットで、とにかく綺麗です。青色や緑色系統の鳥なら、ばっちちり映えること間違いなし!

第3位 サンコー イージーホームクリアバード 40WH

可愛いインコをよく観察できる!金網とアクリル製パネルのハイブリットケージセットで、正面から見ると中にいるインコの様子がしっかりと見えるので、病気の早期発見にもつながります。防寒性もあり、羽や餌の飛び散りも抑えられます。正面、左右側面、天井に扉が付いており、天井も取り外せます。

なお、保温、シードや羽の散らかりを防ぎたい時にはこのカバーつけて!

第2位 ファープラスト ルナ2 ゴールド

イタリア製!膨らんだ3D構造でインコが中で動ける大きさの金属製のケージセットです。金色でおしゃれなだけでなく、餌入れや水入れも結構使いやすいので評判なんです。

第1位 サンコー イージーホーム ステンレス 37 バード WH

ついに出た。画期的なステンレス製!従来のイージーホーム37よりも高さを5㎝アップして大きく改造した金属製のケージセット!さらにステンレス製なので10年以上もしっかり使えますので、買って損なし!

シードや羽の散らかしを予防したい場合の3面カバーは皆使ってます

この記事を書いた人

霍野 晋吉

霍野 晋吉

犬猫以外のペットドクター

1968年 茨城県生まれ、東京都在住、ふたご座、B型

犬猫以外のペットであるウサギやカメなどの専門獣医師。開業獣医師以外にも、獣医大学や動物看護士専門学校での非常勤講師、セミナーや講演、企業顧問、雑誌や書籍での執筆なども行っている。エキゾチックアニマルと呼ばれるペットの医学情報を発信し、これらの動物の福祉向上を願っている。

「ペットは犬や猫だけでなく、全ての動物がきちんとした診察を受けられるために、獣医学教育と動物病院の体制作りが必要である。人と動物が共生ができる幸せな社会を作りたい・・・」との信念で、日々奔走中。