鳥の爪が研げる止り木の効果

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サンドペーパーやセメントパーチは本当に爪が研げるの?

賛否両論されています。多少は伸びる速度が遅くなったという話も聞きます。しかし、一方では野生下での運動量はないので、大して効果がないともいわれています。止まり木はパーチと呼ばれており、サンドパーチカバー(紙やすりを止まり木に巻いた製品)とセメントパーチ(セメントでできたザラザラな止まり木)の2種類があります。

サンドパーチカバー

爪が研げて上手く使えている鳥も多いですが、サンドパーチカバーの端をかじって破損されることも多いので、定期的に交換して下さい。

お薦めサンドパーチカバーはコレ

細径
太径

一番売れているから・・・一番良いのかも???

セメントパーチ

硬いセメントで出来ているので、鳥がかんで壊れることはありません。しかし、爪だけでなく趾裏も擦れて削れて怪我をする恐れ(趾瘤症)があると言われていましたが、最近の商品は進化しており、趾瘤症になることはなく、上手く爪がとげると評判になっています。

サンコー爪とぎサンドパーチ

ストレート
Y型

細かい砂にしているので脚裏のダメージを軽減!

効果があるかどうかは数ヵ月待ち

実際に爪が削れているかどうかの判定は、数ヵ月間様子を見る必要があります。

効果が無い時は・・・

効果がなく、爪がいつものように伸びた場合は、爪きりを行い、止まり木も同じ太さでなく、太さが自由に選べるような製品あるいは少し太めの方が爪が削れるはずです。

止まり木の選び方とお勧め商品はコチラ!

この記事を書いた人

霍野 晋吉

霍野 晋吉

犬猫以外のペットドクター

1968年 茨城県生まれ、東京都在住、ふたご座、B型

犬猫以外のペットであるウサギやカメなどの専門獣医師。開業獣医師以外にも、獣医大学や動物看護士専門学校での非常勤講師、セミナーや講演、企業顧問、雑誌や書籍での執筆なども行っている。エキゾチックアニマルと呼ばれるペットの医学情報を発信し、これらの動物の福祉向上を願っている。

「ペットは犬や猫だけでなく、全ての動物がきちんとした診察を受けられるために、獣医学教育と動物病院の体制作りが必要である。人と動物が共生ができる幸せな社会を作りたい・・・」との信念で、日々奔走中。