ハムスターのかじり木の選び方とお薦め商品(三大習性の1つ)

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かじり木は必需品!

ハムスターは切歯が常生歯であるため、かじることで歯の長さを調整する必要があります。かじる行為もハムスターの習性の一つでもありますが、歯の管理にも必須なことであり、かじる木をかじり木と呼ばれています。

ハムスター頭骨骨格

切歯が伸びて不正咬合になると、治療を施しても完治するのは難しく、常にかじり木を与えるべきです。しかし、かじり木といっても、種類やタイプも様々な商品が販売され、ハムスターの好みで選ばれます。

かじり木は、小屋やトンネルとしての役目もする商品や、おやつと兼用したものもあります。

選び方

かじり木は基本的に木製の商品ですが、硬い植物を使ったものもあります。基本的には、かじり木の形状と安全性で選んでください。

形状

かじり木の形状は、小枝タイプ、ケージ取り付けタイプ、小屋・おもちゃタイプ、おやつタイプなどの製品があります。

小枝タイプ

細い棒状のかじり木です。種類も多く、沢山の中から選びやすいのが特徴です。素材もリンゴの木、桑の木、桃の木、ナシの木などや、パパイヤの茎やヘチマなどもあります。枝の太さも太いもの~極細まであり、硬さも素材により様々なので、たくさんの種類から選べます。

ハムスターかじり木

枝が細いとハムスターが手に持ってかじるため、その姿はとても可愛く見えます。かじり木を与えたことがない方は、まずは小枝タイプを試してみましょう。多くのハムスターが1本入れておくだけで、ガジガジとかじってくれます。ほとんどの商品が数本入って販売されているので、食べつくしたら新しいものをいれて下さい。

ハムスター齧り木

マルカン 果実って小枝 りんご スリムタイプ お徳用 60本

ナチュラル素材でデンタルケア!りんごの木の枝の部分をかじりやすい長さにカットしました。皮をはがしたり、かじることにより、歯の伸び過ぎを予防したり、ストレス発散に役立ちます。

三晃商会 WILD かじり木スティック

硬さで選んで!手にもってかじりやすい太さと長さをしており、かじり木が硬さで選べるため、ハムスターの好みで与え分けて下さい。

ばりやわ

やわめ

ふつう


ケージ取り付けタイプ

ケージをかじる癖が強いハムスターは、ケージに固定できる取り付けタイプがよいです。よくかじる金網の場所に設置しておけば興味が移り、かじるのを予防できます。場所も取らないため、ケージ内のスペースを有効に使いたい方にもぴったりです。

ハムスターかじり木

マルカン かじり木コーン S

昔からすごく売れています!つぶがかじれるトウモロコシ型のかじり木で、太いのでかじりつぶすまで数ヵ月を要するので、コスパがよいんですよ、コレ。

スドー かじりんボーチュロス S

ボルト、ナット、ワッシャーもすべて木製!天然木を使用したチュロス形のかじり木です。

小屋・おもちゃタイプ

かじるだけではなく、隠れ家としての小屋、遊びのおもちゃとして使えるかじり木があります。ハムスターが他のタイプのかじり木を気に入らない場合に使ってみてください。サイズは大きいので、かじっても壊れにくく、長い間使用可能です。

ハムスター小屋

マルカン かくれんBOX 2個入

いろんな形が作れる自然木のボックスかじり木!マグネットでくっつくので、たくさん繋げていろんな形を作ることができます。

マルカン かじり木はしご

ストレス解消運動不足解消かじり木!ねじったり、曲げたり、ケージに取り付けたり、いろんな形にいろんな所からかじりやすくなっています。

おやつタイプ

美味しいものに目がないハムスターならコレしかありません。食べながら、歯を削ることができます。圧縮された硬いクッキー、トウモロコシやヘチマなどで作られたおやつがあります。食いしん坊で、通常のかじり木を好まないハムスターにお勧めします。素材によっては高カロリーのものもあるので、与えすぎると肥満が心配です。

ドギーマンハヤシ 小動物のかじっておいしい ミニコーン 80g

硬いヤングコーン!バングラデシュ産トウモロコシのおいしさをそのまま乾燥してパックしたものです。

マルカン ハムスターのねじってかじかじ 70g

金網かじるハムに!かじりやすいようにフェンスに固定でき、おやつをかじったり、取ったりして、金網かじるの忘れます。そして3つの風味・・・

安全性はどうなの?

かじり木はハムスターの口に入れて食べるため、安全なものを選んでください。おやつタイプ以外のかじり木は無着色のもの、小枝タイプのかじり木は農薬を使用していないものを選んで下さい。かじり木がかじられて先端が尖ったり、中に入っている金具などが出てくると、怪我をするので、すぐに取り替えましょう。

ハムスターを2年以上長生きさせるコツ!

まとめ

かじり木は飼い主がよいと思っていても、ハムスターが気に入るかどうかはまったく分かりません。色々と与えてみるべきです。きっと気にいったものが見つかるはずですよ!

この記事を書いた人

霍野 晋吉

霍野 晋吉

犬猫以外のペットドクター

1968年 茨城県生まれ、東京都在住、ふたご座、B型

犬猫以外のペットであるウサギやカメなどの専門獣医師。開業獣医師以外にも、獣医大学や動物看護士専門学校での非常勤講師、セミナーや講演、企業顧問、雑誌や書籍での執筆なども行っている。エキゾチックアニマルと呼ばれるペットの医学情報を発信し、これらの動物の福祉向上を願っている。

「ペットは犬や猫だけでなく、全ての動物がきちんとした診察を受けられるために、獣医学教育と動物病院の体制作りが必要である。人と動物が共生ができる幸せな社会を作りたい・・・」との信念で、日々奔走中。