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必要品なのか?
モルモットはストレスを受けやすい動物で、精神的にも隠れ家的な小屋が必要になります。小屋がないと隠れる場所を失うためく、モルモットは不安を感じます〔Banjanin et al.2004〕。また、遊んだり、咬んだりするためのおもちゃは、退屈させないためにも必要です。しかし、おもちゃで遊ぶイメージがないモルモットにはどんなおもちゃがよいのでしょうか?
ケージの中か部屋
ケージの中におもちゃを入れる方法と、ケージから出しておもちゃで遊ばせる方法の二つの方法があります。ケージから出す目安は30分~1時間程度で、サークルを利用して遊ばせる場合は、ケージをサークルの中に入れてケージのドアを開けておくと、好きな時間に好きなタイミングでモルモットが戻ることが出来るので、時間は関係ありません。
モルの特性を考慮
モルモットは餌を手で持つことはせず、地面から口で直接拾いますので〔Kunkel et al.1964〕、ラットやマウス、ハムスター、ウサギに与えるおもちゃは、モルモットには関心を示さず不向きです。しかし、モルモットは前肢を使って牧草を床に押し付けながら、茎の長さをかじったり咬んだりします。牧草入れから牧草を引っ張ることもおもちゃ的な役割をします。単なる木製の棒を咬んで遊ぶこともします〔Scharmann 1991〕。モルモットは一般的に登ったりジャンプはしませんが、小屋の中で隠れることを好む性質から、トンネルなどに潜って遊びます。
選び方
小屋やトンネルのおもちゃ
モルモットは巣箱のように、天井が覆われた狭い空間にいると安心します。そこでおもちゃとしてモルモットが好むのが、トンネルになります。トンネルは布製や紙製、あるいは木製などがありますが、所々にモルモットが顔を出せる穴をつけるとさらに興味がそそられます。トンネルの中を走って、穴から顔を出す姿はとても可愛らしいです。トンネルの大きさは、モルモットがギリギリ通れるくらいのサイズが適しています。
三晃商会 モルハリハウス
モルモットに最適な落ち着くカクレガ!警戒心が強いモルモットのために左右どちらにも入り口を設定しました。通り抜け可能で、レイアウトもしやすなっています。
サンコー ジャバラトンネル
ケージ中のトンネルならコレ!直径15cmで長さ20cmサイズの短いトンネルです。ぐにゃぐにゃ曲げると小動物がくぐって楽しく遊べるようになっており、複数つなげて、へやんぽの時にも拡張して使用することが可能です。
BWOGUE 草 トンネル おもちゃ
まるで天然の茂みのようです!植物からできた手織りの小屋トンネルです。手織りで出来ているため、見た目も野生の隠れ家になり、通気性かつ保温にも優れています。安全なあなたのペットのため、安全に使用することができる。天然の草からできてるせいか、モルモットはよくかじりますが、かじることも歯の伸びすぎを防ぎます。夢中になるモルモットでは常に次の新しい商品を用意しておきましょう!
MUYYIKA モルモット 隠れ家 コーナー
まるで野生の隠れ家みたい!本能的に驚いた時には身を隠す習性があります。野生では茂みになると思いますが、それを再現させるのがこの商品です。神経質なモルモットではちょっとした音に踊りて隠れたがります。
かじり木のおもちゃ
切歯も臼歯も常生歯で、牧草や木などをかじって歯の長さを調節します。かじ木をかじる行動がおもちゃ的な遊びをもつように、単なるかじり木だけでなく、ケージの壁に取り付けたり、木製の小屋などを用意して。興味をもたせるようにして下さい。甘い味のするかじり木なども大変の込まれます。
マルカン かじってサトウキビ
モルが寄ってくるかじり木!甘いためモルが夢中になり、無殺虫剤の天然のサトウキビなので食べても安心です。歯の伸びすぎ予防し、かつサトウキビにはビタミンが豊富に含まれていますので、健康面のサポートも十分にできた商品ですね。
餌を兼用したおもちゃ
餌にもなる牧草のチモシーからできた小屋やトンネル、また木製のかじり木も食べても餌になり、かじっても安心です。紙やプラスチック製の製品よりは安心かもしれません。
まとめ
せっかく用意したのにモルモットが気にいらずに遊ばないこともあります。残念がらずに、その子の興味を引く遊び道具を次々に探してみて下さい。コレだ!という製品が必ず見つかるはずです。
参考文献
- Banjanin S et al.Environmental Enrichment for Guinea Pigs: A Discussion by the Laboratory Animal Refinement & Enrichment Forum. Animal Technology and Welfare 3(3):161-163.2004
- Kunkel P,Kunkel I.Beiträge zur Ethologie des Hausmeerschweinchens Cavia aperea f.porcellus (L.) [Contribution to the ethology of the domesticated guinea pig].Zeitschrift für Tierpsychologie21:602-641.1964
- Scharmann W.Improved housing of mice, rats and guineapigs: a contribution to the refinement of animal experimentation. Alternatives to Laboratory Animals19:108-114.1991