初めてシマリスを飼う人へ(飼育の心得)

シマリスを飼おう

シマリスはしましま模様で、チョロチョロ動いてとても可愛いです。可愛いシマリスですが、本性は野生動物の習性が強くみられ、秋になると巣にエサをため込み始め、冬は冬眠をして過ごし、冬眠から覚めると発情を迎えます。

シマリスイラスト

ペットで飼われているシマリスは中国産で、春になるとペットショップに出回ります。シマリスを飼うことは、餌を与えて、ケージを掃除するだけではありません。巣に隠れて餌をため込む習性がありますので、ケージの中に小屋を設置して下さい、頬袋に餌をたくさんため込んで、運ぶ姿もとても可愛いです。

シマリスイラスト

昼行性で昼間に活動します。運動量がとても多く活発ですので、登り木などを入れてあげてください。餌はペレットを主食にし、種子や野菜は副食として与えて、新鮮な水を常に飲める状態にしてください。シマリスには切歯と臼歯がありますが、前歯のみが一生伸び続けるます(常生歯)。物をかじることも習性なので、かじり木なども与えます。

冬眠して死んでしまうことがあるので、冬は保温して暖めて冬眠させないで下さい。病気の早期発見・早期治療に努めて、長生きさせて下さい。

これがポイント!

・シマリスはしましま模様
・チョロチョロと常に動く
・頬袋に餌をつめて巣にためる
・主食はペレット
・かじり木を与える
・冬眠させない

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この記事を書いた人

霍野 晋吉

霍野 晋吉

犬猫以外のペットドクター

1968年 茨城県生まれ、東京都在住、ふたご座、B型

犬猫以外のペットであるウサギやカメなどの専門獣医師。開業獣医師以外にも、獣医大学や動物看護士専門学校での非常勤講師、セミナーや講演、企業顧問、雑誌や書籍での執筆なども行っている。エキゾチックアニマルと呼ばれるペットの医学情報を発信し、これらの動物の福祉向上を願っている。

「ペットは犬や猫だけでなく、全ての動物がきちんとした診察を受けられるために、獣医学教育と動物病院の体制作りが必要である。人と動物が共生ができる幸せな社会を作りたい・・・」との信念で、日々奔走中。