大きなケージ
ファンシーラットは大きなネズミで、運動することも大好きで、大きなケージが理想になります。しかし、ラット用のケージは国内では皆無なので、ウサギ、チンチラ、フェレット用ケージを使うしかないことが多いです。
選び方
ファンシーラットのケージの選び方は、実験動物での情報を参考にするしかないですが、データをそのまま使うことができません。
大きさ
実験動物のラットでは以下のような大きさが薦められていますが、これはあくまでも実験動物に推奨されている値であり、Dr.ツルの考えでは小さいと思います。
体重 | 床面積 (cm2) | 高さ (cm) |
100g未満 | 109.60 | 17.8 |
100-200g | 148.35 | |
201-300g | 187.05 | |
301-400g | 258 | |
401-500g | 387 | |
500g以上 | >451.5 |
体重 | 床面積 (cm2) | 高さ (cm) |
200g未満 | 200 | 18 |
200-300g | 250 | |
300-400g | 350 | |
400-600g | 450 | |
600g以上 | 600 |
ケージの面積だけを考えるのでなく、小屋、あるいはトンネルなどのシェルターなどを与えて、運動量を増やすことも考えて下さい。
金網が理想
水槽よりも金網ケージが薦められています。その理由は、階層を作って運動させるには水槽よりも金網ケージの方がレイアウトを作りやすいからです。そして、マウスほどではないですがファンシーラットも臭いがそれなりあるため、水槽よりも通気性がある金網ケージがよいとされています。横幅があるとスペースの問題もあるので、高さのあるケージが好まれています。
ステップ
各階層に楽に移動できるようにステップを付けて、小屋あるいはトンネルなどを設定して下さい。あまり複雑しすぎても怪我をする原因になるし、ラットの性格を考えてレイアウトをしてあげましょう。
お薦め商品
第4位 三晃商会 ファンシーラット基本飼育セット
とにかくお得!ケージに、床敷、餌容器、給水ボトル、跳び箱がセットになっています。ケージは71×44×41.5cmの比較的大きく、上部ワイヤーは組み立て式で、使わない時はコンパクトに畳めます。給水ボトルやホイールなどのレイアウトも簡単に取り付け可能です。
第3位 サンコー イージーホーム 80ハイ
自由自在のレイアウトを!横幅81cm、奥行50.5cm、高さ84cmの金属製の金網ケージです。シンプルで安いのですが、中に棚やステップなどを付けて、ラットが動ける環境を作って下さい。自分でオリジナルのレイアウトが自在にできます。しかし、それが面倒な飼い主には向かいないです。
イージーホーム用メッシュデッキ
イージーホームに奥行きをぴったり合わせた専用ステージ。で、ケージの中の空間を上手に活用することができます。
第2位 ワイルドホーム
軽量ワイヤーと大きな大きな前面扉!82×51×52.5cmと大きくて、お手入れも楽々です。深めのベーストレイは汚れが飛び散りにくく、使いやすい形です!
第1位 プレビューペット ラット/チンチラ用ケージ
ラットとのコミュニケーションケージ!部屋の中で移動も楽チン!横幅78.4cm、奥行52.1cm、高さ101.6cmの金属製の金網ケージです。車輪の足も付いているので、楽に移動できます。ケージの高さが人間の目線に近いので、ラットのコミュニケーションがとりやすくなっています!
ラットを飼育しているなら必須の本!
ネズミ完全飼育 マウス、ラット、スナネズミ: 最新の飼育管理と病気・生態・接し方がよくわかる.誠文堂新光
まとめ
ラット用をきちんと飼うには大きなケージが必要になります。特に複数で飼育する場合には大きめのケージを用意してあげてください。狭くてストレスがかかるとラットは病気が多くなり短命になってしまうケースが多いです。