ウサギのトンネルの選び方とお薦め商品

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トンネル大好きアナウサギ

野生のウサギ(アナウサギ)は地面にワレン(Warren)と呼ばれる巣穴を掘って、中で休んだり、子育てをしています。ウサギは集団で地面に穴を掘り、群れで集まって生活しています。巣穴の周りの餌場の草木を食べており、基本的に巣穴を中心に暮らしています。ワレンの巣穴は単純なものではなく、トイレや寝室などの部屋が存在します。人が掘り返しても全体を把握することが難しいとされています。

ワレンは数mの穴から、数十mにまで及び、複雑な形をしています。

ウサギの巣穴

ペットのウサギにも巣穴を掘ったり、狭い穴に潜る習性が残っており、トンネルを潜らすようなおもちゃ、潜るタイプの小屋が使われています。潜ることはウサギのストレス解消にもなります。

ウサギトンネル

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選び方

素材

トンネルは、牧草や木製、布製、プラスチック製、金属製、紙製に分けられます。

牧草や木製

牧草や木製だとかじっても安心ですが、かじり木の役目も担うために、消耗品として常に新しいものを買い与えて下さい。

ドギーマンハヤシ 編みのナチュハウス

ドーム
スクウエア
ミニちぐら
ビックスクウエア

1年中快適に過ごせる!天然草を一つ一つ丁寧に編み上げた、ハンドメイドのハウス。自然の香りでリラックスでき、通気性と保温性に優れ、好きな形状のものを選んで下さい。

サカイペット産業 ペットナチュラルバー Lサイズ

好きなトンネルにして!木の中にワイヤーが通っていて、自由に曲げることができますので、トンネルでも、ハウスでも 好きな形にして使用して下さい。

布製

布製は柔らかくて気持ちよく、保温性もありますが、かじって繊維を誤食するのが懸念されます。

ミニアンマン うさぎのつなぎぴょンネル

うちの子、迷子にならないかしら? スパイラルスプリングで安定したウサギ用のトンネルで、3カ所の出入口に交わる真ん中にも1個あり、野生の巣穴のような感じになり、めちゃくちゃウサギが興奮します!

プラスチック製や金属製

プラスチック製や金属製は硬く、掃除が楽にできて壊れにくいです。しかし、プラスチック製は硬くないとかじって、小片を口にしてしまいます。

サンコー ジャバラトンネル20

ぐにゃぐにゃ曲げて使えるトンネルはウサギだけの隠れ家!トンネルタイプのおもちゃで、長さ20cmのトンネルが80cmまで伸ばすことができるジャバラになっています。長さを調節したり、曲げてカーブを作ることもできるので、ウサギに聞いて好きなように使ってください。ウサギが、「もっと長いのがよい~」とリクエストがあれば、2~3個連結させて下さい。ポリエチレンでできているため、中を汚しても掃除がしやすいです。

紙製

紙製はすぐに壊されてしまいますが、色々な形の商品があり、ウサギの興味をひきます。

アドメイトラパン ウサギトンネル 

50㎝もあるビックトンネル!紙製なんですが、丈夫で洗えるクラフト紙使用したトンネルです。足も滑りにくく、耐久性が高いのが特徴です。連結して長くカスタマイズもできるんです!

ドギーマンハヤシうさぎのぴょんぴょんハウス

野生のウサギと同じ巣穴再現!組み立て式のダンボール製のトンネルの付いた小屋です。軽くて扱いやすく、組み立ても簡単にできます。気に入ったウサギは自分の家と思い、ハウスの周りを喜びながらくるくる回り、中に潜って穴から顔を出したりし、大興奮です。おもちゃのボールも付いているので、トンネルの中で遊ぶこともします。ウサギに言いたいです・・・『興奮しすぎて、中で暴れたり、上に乗って壊さないでね!』。もし壊れたら、また買ってあげて下さい。

長さや形は

トンネルは長い筒状をしており、入口と出口がそれぞれ一つずつ開いています。どれくらい長いとよいかという定義はありませんが、好奇心旺盛のウサギはトンネルが長かったり、複雑な形をしていると喜びます。中に入りっぱなしになり、中で何をしているのか心配になることがあるくらいです。短いトンネルだと、何度も中に入ったり出たりを繰り替えして遊ぶウサギもいます。入口や出口が2つ以上付いているトンネルだと、行動パターンが増えます。

掃除のしやすさと耐久性

掃除のしやすさとかじられないものを優先したい場合は、硬いプラスチック製や金属製のトンネルを選んで下さい。金属製だと割れる心配がないので一番丈夫です。長くて複雑な形をしているトンネルは掃除の手間がかかり、かつ場所もとります。短いトンネルだと、まめに掃除ができます。連結して長くできる商品であれば、掃除も楽ですね。布製や紙製のトンネルは簡単にかじられて崩壊し、誤食の心配もでてきます。壊れてトンネルの役割をしなくなりますが、ウサギは崩壊することを楽しんでいます。

ウサギトンネル

ポイントはコレ!

・ウサギは巣穴で生活するためトンネルが大好き
・トンネルは布製、プラスチック製、金属製、紙製、牧草や木製がある
・長さや耐久性はそれぞれ異なるので、ウサギのお気に入りを見つける
・牧草や木製トンネルはかじり対策にもなる

JCRA(ジャクラ)って?何なの?

ウサギを幸せに長生きさせたい方は、一般社団法人 日本コンパニオンラビット協会(JCRA:ジャクラ)へ
入会しましょう!

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まとめ

ウサギは習性で巣穴に潜り、トンネルがあると潜りたがります。ストレス発散のためにたっぷりと潜らせてください。しかし、年寄りウサギは積極的には遊ばなくなるので、暗い中でじっとできるスペースとして考えてあげましょう。

この記事を書いた人

霍野 晋吉

霍野 晋吉

犬猫以外のペットドクター

1968年 茨城県生まれ、東京都在住、ふたご座、B型

犬猫以外のペットであるウサギやカメなどの専門獣医師。開業獣医師以外にも、獣医大学や動物看護士専門学校での非常勤講師、セミナーや講演、企業顧問、雑誌や書籍での執筆なども行っている。エキゾチックアニマルと呼ばれるペットの医学情報を発信し、これらの動物の福祉向上を願っている。

「ペットは犬や猫だけでなく、全ての動物がきちんとした診察を受けられるために、獣医学教育と動物病院の体制作りが必要である。人と動物が共生ができる幸せな社会を作りたい・・・」との信念で、日々奔走中。