ウサギの牧草入れの選び方とお薦め商品

変えるだけで採食量が増える

牧草入れは牧草フィーダーとも呼ばれています。実際に牧草入れを使ってみると、牧草が散らかってしまったり、ウサギにひっくり返えされてしまったり、掃除が大変になることもあります。ウサギが食べやすい形状であることを第一優先に考えて、他にも牧草の補充もしやすく、掃除も楽である商品が理想です。

選び方

本来野生のウサギは草を引っ張って食べます。しかし、年をとると引っ張って食べることが面倒になってきます。若い時は引っ張り出しタイプ、中年以降は直置きの牧草入れが良いのかもしれません。

牧草入れは、直置きタイプと呼ばれるケージの床に直において食べさせるタイプと、ケージに取り付けて牧草を引っ張り出して食べるタイプの2つに分けられます。材質は、木製、プラスチック製、金属製、陶器製の4つがありますので、それぞれ長所と短所があるので、都合がよいものを選んで下さい。

牧草の選び方とお勧め商品はコチラ

直置きタイプは補充が簡単

直置きタイプは、床においた容器から、そのまま食べさせるので食べやすいです。牧草を上から入れるだけで補充が便利で、食べた牧草の量を確認できます。直置きでもケージのワイヤーに取り付けるタイプであると容器もずれないので楽に使えます。

ウサギ 牧草入れ

牧草が散らかるので、掃除が面倒になります。そして、幼体や小型種では牧草入れの容器の中に入って、糞や尿をすることがあります。

三晃商会 牧草カウンター

牧草の量は足りていますか?大容量の横型カウンタータイプの牧草フィーダーで、食べやすさ抜群、毎日たっぷりの牧草をあげることができます。

マルカン うさぎの牧草パーク

牧草入れ&遊び場!容器にウサギごと入ってもらって牧草を食べ放題って感じです。はっきり言って贅沢ですね!ストレスもたまりません!

引っ張り出しタイプはストレス発散

引っ張り出しタイプは、長い牧草を引っ張っりだして食べるため、ストレス発散になります。牧草が下に落ちないようにストッパーとして取り出し口にワイヤーが付いている商品になっています。

ストッパーのワイヤーの間隔が狭いと、食べにくくなり、広いと小さい牧草や粉が食べる時に下に落ちて無駄になることもあります。無駄にならないように細かい牧草が下にたまるような受け皿が付いたタイプだと便利ですね。

引っ張り出しタイプは、ケージの中に取り付けるものと、外に取り付けるものがあります。ケージの中に付ける商品は、取り付けが面倒で、ウサギがひっくり返すこともあります。ケージの外に取り付けるタイプだと、牧草の補充は楽ですが、牧草の食べカスで部屋が汚れます。

ウサギ 牧草入れ

三晃商会 牧草ログフィーダー

天然木牧草フィーダー!牧草をたっぷり食べてくれてもよいし、容器をかじっても構いません。

マルカン 牧草ランチBALL

ストレス解消もできる牧草入れ!金属製の球状の牧草入れで、ケージにに固定、天井からぶらさげる、コココロ転がして使う3つの使い方があります。とにかくストレス解消になる画期的な牧草入れです。

マルカン 牧草用エコフィーダー

マルカン 牧草用エコフィーダー ワイド

能率・性能・コスト考えても、牧草入れはコレ一択!牧草が散らかりにくく、ペットが食べやすい牧草フィーダーで、掃除の負担を軽減し、ケージ内も衛生的に保ちます。ストッパーで押さえるので、牧草をたくさん入れられます。ノーマルとワイドがありますので、お好きな方を使って下さい。

これがポイント!

  • 牧草入れによって牧草の食べる量もストレスも変わる
  • 直置きタイプだど補充が楽で、食べやすい
  • ケージ固定の引っ張り出しタイプだと、牧草を引っ張り出して食べてストレスが減る

JCRA(ジャクラ)って?何なの?

ウサギを幸せに長生きさせたい方は、一般社団法人 日本コンパニオンラビット協会 (JCRA: ジャクラ) へ入会しましょう!

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まとめ

ウサギにとって与えやすい牧草入れであるのかは、ウサギの性格や癖などを考えて選んでみてください。もし食べにくい場合は、選びなおすのは仕方がないです。また、ケージ内での取り付ける位置や場所も考えることでも、牧草を食べやすくなりますよ!

この記事を書いた人

霍野 晋吉

霍野 晋吉

犬猫以外のペットドクター

1968年 茨城県生まれ、東京都在住、ふたご座、B型

犬猫以外のペットであるウサギやカメなどの専門獣医師。開業獣医師以外にも、獣医大学や動物看護士専門学校での非常勤講師、セミナーや講演、企業顧問、雑誌や書籍での執筆なども行っている。エキゾチックアニマルと呼ばれるペットの医学情報を発信し、これらの動物の福祉向上を願っている。

「ペットは犬や猫だけでなく、全ての動物がきちんとした診察を受けられるために、獣医学教育と動物病院の体制作りが必要である。人と動物が共生ができる幸せな社会を作りたい・・・」との信念で、日々奔走中。