初めてプレーリードッグ・リチャードソンジリスを飼う人へ!専門獣医師が解説する飼育の心構え!

プレーリードッグ・リチャードソンジリスを飼ってみませんか?

プレーリードッグは流通が少ないため、かなり高価なペットになっています。巣穴の塚に立って回りを眺めている姿は有名ですね。

プレーリードッグの代わりに、二回りくらい小さいリチャードソンジリスがミニプレーリードッグとして飼われていることが多いです。
リチャードソンジリスイラスト

可愛いプレーリードッグやリチャードソンジリスにできることは、餌を与えて、ケージを掃除するだけではありません。プレーリードッグは仲間を大切にします。一人で飼う時はたくさん構ってあげてください。わがままな性格をしているので、根気よく付き合うつもりでいてください。キャンキャンと鳴いて意思疎通をしてきます。リチャードソンジリスはツンデレな性格なので、なかなか人に馴れません。かじり木を与えないと、ケージをかんで歯を折ったりするなどのトラブルにつながります。発情期になると性格が荒くなる。特にオスのプレーリードッグには注意してください。コミュニケーションがとれてくると、何をしたいのかが分かってくるようになります。

プレーリーイラスト
●エサは繊維質の多い牧草を中心に与え、ペレットや野菜は副食として与えてください。
●新鮮な水を常に飲める状態にしてください
●水浴びはしませんが、砂浴びはすることがあります。
●病気の早期発見・早期治療に努めて、長生きさせてください。

まとめ

・噛り癖が強い
・プレーリーはコミニケーションがとれる
・リチャードソンはつんでれ
・発情したオスのプレーリーは性格があらくなるので注意
・主食は牧草

プレーリードッグをもっと勉強したいならこの本

ザ・プレーリードッグ&ジリス: 食事・住まい・接し方・医学がわかる (ペット・ガイド・シリーズ).誠文堂新光

もう再販は出ないと思うのでぜひ購入しておいて!

この記事を書いた人

霍野 晋吉

霍野 晋吉

犬猫以外のペットドクター

1968年 茨城県生まれ、東京都在住、ふたご座、B型

犬猫以外のペットであるウサギやカメなどの専門獣医師。開業獣医師以外にも、獣医大学や動物看護士専門学校での非常勤講師、セミナーや講演、企業顧問、雑誌や書籍での執筆なども行っている。エキゾチックアニマルと呼ばれるペットの医学情報を発信し、これらの動物の福祉向上を願っている。

「ペットは犬や猫だけでなく、全ての動物がきちんとした診察を受けられるために、獣医学教育と動物病院の体制作りが必要である。人と動物が共生ができる幸せな社会を作りたい・・・」との信念で、日々奔走中。