◎小鳥の餌入れ・水入れの選び方とお薦め商品

鳥のケージセットを購入すると、大抵が餌入れも付いますが、付属の餌入れは鳥の体格や性格に合っていないこともあります。餌入れは単体でも使いやすい、おしゃれな製品が多く販売されているので、自分で選んでみるのも良いと思います。餌にはシード(種子)やペレットがありますが、それぞれ別の餌入れを使いましょう。

セキセイインコ

ボレー粉などの副食入れも別に用意してください。副食を入れる場合は、食べ過ぎないように小さい容器を選びます。

葉野菜を入れる容器が菜挿しです。

セキセイインコのなざし

選び方は容器の設置、形状と大きさ、素材、利便性の3つが選ぶポイントになります。

選び方

それぞれ特徴が異なるので、鳥の性格や目的に合わせて選びましょう。

設置

ケージに取り付けるタイプや床に置くタイプがあり、ケージの種類や広さに合わせて選びます。

ケージの取り付けはケージの金網にかけるだけなので簡単ですが、できるだけ止まり木の近くに設置することが推奨されています。しかし、直接餌入れの縁に止まって餌を食べます。餌入れや水入れの位置を考えて、止まり木にとまっている時に排泄物が入らない位置に設置します。また、止まり木と餌入れを組み合わせて、レイアウトに変化をもたらし、フォージングも考慮します。また、餌入れや水入れは鳥がとまっている止まり木の近くに設置すると、食べたり飲んだりしやすなります。つまり、病鳥や老鳥であればケージの入口に設置しなくても、止まり木近くに設置して、口にしやすい状態にさせるとよいでしょう。

セキセイインコ

形状と大きさ

形状の多くは四角形ですが、丸いタイプの製品もあります。サイズや深さも様々なので、鳥の体格に合わせることが大切です。小型種に底の深い容器を使うと食べにくくなり、容器の中で餌を食べるようになって不衛生になります。

素材

素材には、プラスチック製、木製、陶器製、ステンレス製などがあります。プラスチック製は軽くて扱いやすく、商品数がとても多いので選びやすいです。木製は複雑な加工ができてお洒落なデザインが可能で、かじることで嘴の調整も可能ですが、衛生的な管理が難しいです。陶器製は安定感がありますが、落として割ることがあります。ステンレス製は大型種向けで、耐久性が高いですが、鳥が容器をいじって金属音がうるさいです。

利便性

止まり木に容器が設置されて食べやすいタイプ、飛び散りを防止するための蓋付のタイプやケージの外付のタイプ、容器の中に鳥が入らないように食べ口だけが小さいタイプ、目盛りが付いていて餌や水量を把握しやすいタイプ、そして近年は自動給餌機などもあります。

餌水入れ!サプリ用!プラスチック製!

お薦め商品

第8位 三晃商会 ベジタブルポット

菜ざし!プラスチック製!

野菜に水を与えてしおれないように

第7位 カワイ ぼかしチョコ浅口

餌水入れ!チョコ掛けでケージに取り付け!陶器製!

ワンタッチチョコ掛け

イタズラ好きの鳥が餌入れをひっくり返してしまうの防ぐ重い陶器製

第6位 三晃商会 小鳥の快適フィーダー 

餌水入れ!ケージの外付け蓋付!プラスチック製!

外付け式で蓋もあり、餌が飛び散りません

第5位 三晃商会 小鳥のスカイレストラン

餌水入れ!止まり木付き!プラスチック製!

ケージ内のワイヤーにしっかり止まり木と一緒に固定し、プラスチック製の附属の食器は取り外しができるのでお手入れ楽々

第4位 マルカン オートフィーダー Bird

殻の蓄積によるフード切れを防止する、オートフィーダー,タイマーでフード皿が回転し、中身をリフレッシュします

第3位 三晃商会 投薬サプリ用浅型バード食器

水入れ!投薬用!プラスチック製!

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すげ~よく考えられている~25mLと50mLの目盛り付き

第2位 スドー コンビネーションフィーダー 

餌水入れ!プラスチック製!小さい受口!

綺麗に飼えるので使っている方多いですよ

第1位 三晃商会 浅型バード食器

餌水入れ!サプリ入れ!プラスチック製!

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透明なプラスチック製のシンプルな餌入れで、クリアタイプなので、どんなケージにも似合います。汚れや餌量がひと目でわかるため、衛生管理や管理もしやすくなります。半月型で角がないため、も好きな場所からえさをついばむことができます。浅い餌容器のメリットは、2~3日分しか入れられませんが、衛生的に優れ、また食べた餌の量を測ることが簡単にできます。食べた餌の量を測ることはダイエットさせる時に必要になります。

まとめ

鳥によって最適な餌入れや水入れは異なります。もし鳥が餌入れをひっくり返したり、食べにくそうにしていたら、容器を変えてあげると良いでしょう。

セキセイインコ

この記事を書いた人

霍野 晋吉

霍野 晋吉

犬猫以外のペットドクター

1968年 茨城県生まれ、東京都在住、ふたご座、B型

犬猫以外のペットであるウサギやカメなどの専門獣医師。開業獣医師以外にも、獣医大学や動物看護士専門学校での非常勤講師、セミナーや講演、企業顧問、雑誌や書籍での執筆なども行っている。エキゾチックアニマルと呼ばれるペットの医学情報を発信し、これらの動物の福祉向上を願っている。

「ペットは犬や猫だけでなく、全ての動物がきちんとした診察を受けられるために、獣医学教育と動物病院の体制作りが必要である。人と動物が共生ができる幸せな社会を作りたい・・・」との信念で、日々奔走中。