初めてフェレットを飼う人へ(飼育の心得)

飼ってみよう

フェレットとても可愛い動物でペットとしても人気が高いですが、可愛いフェレットにできることは、餌を与えて、ケージを掃除するだけではありません。独特の体臭があり、シャンプーなどで多少は匂いは減りますが、そのつもりで飼ってください。フェレット好きな方たちは、この匂いがたまらないと言ってます。ケージから出して部屋の中を散歩させて、ストレス不足を解消させなければいけません。ただし、野生の習性で家具の裏など狭い所に潜ったり、幼体では部屋の中に落ちているものを食べる習性があります。部屋の中に出してコミニケーションをとることも必要で、おもちゃで遊ぶこともあります。

フェレットイラスト

ケージの中に寝具を用意してください。成体になると睡眠時間が増えますので、ハンモッグや袋など休みやすく、そして掃除ができる寝具がよいでしょう。興奮や威嚇以外には鳴かない動物です。行動や尻尾の動きで、感情を示します。餌は良質な動物性タンパク質と脂肪が必要となり、繊維質は多くは必要はありません。ペレットを主食として与え、新鮮な水を常に飲める状態にしてください。あまりおやつを欲しいといわないのも特徴です。犬や猫と同じようにワクチンフィラリア、ノミ・ダニの予防ができます。病気の早期発見・早期治療に努めて、7年以上長生きさせて下さい。

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この記事を書いた人

霍野 晋吉

霍野 晋吉

犬猫以外のペットドクター

1968年 茨城県生まれ、東京都在住、ふたご座、B型

犬猫以外のペットであるウサギやカメなどの専門獣医師。開業獣医師以外にも、獣医大学や動物看護士専門学校での非常勤講師、セミナーや講演、企業顧問、雑誌や書籍での執筆なども行っている。エキゾチックアニマルと呼ばれるペットの医学情報を発信し、これらの動物の福祉向上を願っている。

「ペットは犬や猫だけでなく、全ての動物がきちんとした診察を受けられるために、獣医学教育と動物病院の体制作りが必要である。人と動物が共生ができる幸せな社会を作りたい・・・」との信念で、日々奔走中。